公式サイト
http://www.theater-n.com/movie_maradona.html
なんで「マラドーナ」という魅力的な題材でここまでつまらない映画が作れるのか。
それは、クストリッツァが全編に渡って出まくり、しかもマラドーナとクストリッツァ母、息子、孫との絡みシーンばかり登場するからだ。
クストリッツァのマラドーナに対するミーハー心と「俺はマラドーナとセレブ友達になれる位にビックになったぜ!」という自慢話を見せ付けられる90分。
マラドーナが現地の番組で「10番の夜」という人気番組をやっているとか、
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/col/20060720/117744/
(マラドーナが自らの意向で、ジダンやペレといった豪華ゲストを呼びまくる人気番組)
そもそもマラドーナが現役時代どのチームに所属したかとか、そういう解説は一切なし。マラドーナの支離滅裂な言葉に対する補足もなし。マラドーナの言葉が、アルゼンチンでどのように受け取られているかという話もなし。
単に、マラドーナが出席した政治デモと、かつてクストリッツァがとった映画のシーンのプレイバック(なんでこの映画に、クストリッツァの過去の映画を出す必要があるのかまったくわからない)、たまにマラドーナがブッシュやサッチャーを馬鹿にする奇妙なアニメが垂れ流されるだけの映画。ところどころで流れるマラドーナのプレーシーンは面白いのだけど、それだったらyoutubeでも見ていたほうがまし。
で、演奏や助監督など、いろいろなシーンにクストリッツァの子供や一族が仕事をしている。
・論理性に欠ける政治的プロパガンダ
・公私混同
・個人崇拝
・身内の登用
と、「そういえばクストリッツァって旧共産圏の人でしたね」と思わせるのに十分な映画だった。 アンダーグラウンドとかは大好きだったんだけどな。