騒がしい未来

無駄に元気な毎日を送っている、チームラボ所属 高須正和のブログです。最近はtwitterメインで更新中

keep the faith
Keep the Faith [Enhanced]
CROSS ROAD
クãƒã‚¹ãƒ»ãƒãƒ¼ãƒ‰/ザ・ベスト・オブ BON JOVI

 久々にCD棚の奥から取り出してBON JOVIを聞いた。どっちも、もう10年ぐらい前の曲が詰まっているCDなのだけど、何か新しい発見があった。

 自分は頭が雑駁にできているせいか、極端なものがとにかく好きなのだけど、特にKeep the faithは極端なCDだ。

 何しろ1曲目のタイトルが I believe,2曲目がKeep the faithである。
I believeは、
オズの魔法使いの物語(カンサスから魔法の国に送り込まれてしまったドロシーが、脳味噌のないかかし、心のないブリキの木こり、勇気のないライオンといっしょに、オズの魔法使いに望んでいるものを授けてもらうために旅をする話)を下敷きにして、

「魔法の国なんて存在しない。オズの国を夢見たけど、どこにもないんだ。
でも、自分には脳味噌も心も勇気もある、
楽しいことなんてなくても、真実さえあればそれでいい、
そのために死に、泣き叫び、死に物狂いで求める気はあるか?

オレは信じてる、力を合わせれば小さな息吹でも大きな叫びに変えられると、
信じてるんだ!」

 と唄う。15歳や17歳で唄うんじゃなくて、現役バリバリのロックスターで、商業主義ののもつれでボロボロになった、30を越えたいい大人が唄い、体現していく。
 武者小路実篤の「真理先生」にも似た、ユーモラスなほど徹底した人生肯定。

Keep the faithは曲名からして「そのもの」だが、
「世の中ってかなりどうしようもないけど、だからこそ信じつづけたい。信じていればきっと雨は上がるから、がんばろう!」
BON JOVIのこの種の曲には徹底した絶望と徹底した希望が同居していて、どっちにもウソがない。ここまで純粋だと、ある意味パンクだと思う。

CROSS ROADに収録されているロック・スター然とした曲の中にも、同じ視点はある。
大ヒット曲Livin’ on Prayerの、
「やるだけのことはやってみよう、うまくいくよ、
半分までは来たじゃないか、祈りながら生きていこう」
にも絶望と希望は同居していて、Believeしているのだと思う。

 「信じる」のは難しい。
政治を信じられないから投票率は下がるし、
会社を信じられないから無職率は上がるし、
人を信じられないから引きこもるのだと思う。
 自分も、「信じてくれ」と言われたら、騙されてると思ってしまう。

 皮肉のための皮肉はない、反抗のための反抗はない、捨てるものもないから、触れれば壊れるようなモロさもない…なかなかこうカッコよくはなれるものじゃない。だからこそスターなのだと思う。

 今は遠くで頑張っている友人から、「どんな人でも、いろいろつきあってみればいいところがありますよ。やな人なんかそんなにいないものです。」と言われて、かなり衝撃を受けたことを思い出した。何かをBelieveしていないと出せない言葉だ。たぶん自分は死ぬまで口にしないと思う。
 友人からまるでお告げのように、確信に満ちたポジティブなメッセージを時々聞いた。友人はBON JOVIが好きだった。

「MATALBANNIA」
古き良きメタルの遺産。
歴史は繰り返す。

高須

9/9,10の2日間、AM2時台という深夜ワクに、テレビ東京で放映。爆笑問題が解説。

WOWOWでも放映されていたが、それとは違う回。全部で12回のシリーズ(全部DVDになっている)のうち、wowowで放映されたのは4回だが、今回はダブりが2回、初めてのものが2回。

wowowとちがって日本語吹き替え版で、この吹き替えは秀逸。ブッシュの吃音もしっかりと表現されていて、字幕よりもストレートに伝わるかも。

全体的には、とにかく深夜ワクとはいえ、
「黒人は携帯電話やフライ返しなど、何を持っていても銃に間違われて打たれるから、黒い財布をオレンジのものに交換する」
「年収100万ドル以上の人による貧乏人パイ投げコンテスト」
「ニューヨーク市のポルノ禁止令(ポルノグッズを置く店は、40%はポルノ以外のグッズを置かなければならない)に反対して、ジュリアーニ市長グッズとポルノグッズを併売する店を開く。市長印のポルノグッズ(バイブとか)も置く」
などなどのネタを民法で放映したのはさすが。

が、解説役の爆笑問題は余計だったように思う。ドキュメンタリーとしての側面を取り上げるなら、番組の背景になった「アメリカなるもの」をしっかりと掘り下げてほしかったが、地上波ではさすがに難しいものも多々あるだろう。
 できれば、「面白い番組」の解説に徹して、「彼の番組がなぜ面白いのか」を、当代一流の漫才師として、解き明かしてほしかったが、時間が足らなかったのかもしれないが、非常に安直だった。

我田引水とかテーマの運び方が強引といった手法に対する批判はあるし、徹底した取材だから面白いという評価もある。でも、ユーモラスとマジメをセットにしながら語るムーアの手法のどこが面白いのか、納得いく解説をしてくれたものを、自分はまだ読んだことがない。
エンターテイメントの方面からムーアを解説してくれる人が多く出てきて、「商業的に成功するドキュメンタリーとはどういうものか」の方法論が確立されるようになり、日本にも、多くのマイケルムーア・フォロワーが登場するようになってほしい。

次はどこかの地上波で、強烈リストラ反対映画「BIG ONES」(個人的には一番良い作品だと思う)が放映されないかな。

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