騒がしい未来

無駄に元気な毎日を送っている、チームラボ所属 高須正和のブログです。最近はtwitterメインで更新中

地下鉄(メトãƒ)に乗って

 何かを訴えるための小説ではない。時事ねたを扱ったり、特定の世相を反映したものでもない-あらすじを説明するのは難しい。ハッピーエンドなのかバッドエンドなのかも判然としない。
 ひたすら、地下鉄を舞台にタイムスリップして自分の父の過去を覗く、その風景の情景乗車だけが続く。心理描写も少ない。内面を紹介するものがない、という意味では本当に映画的、視覚的な小説。
 まるで色がついたように、絵に描いたように、目の前に小説の世界が開ける。ぐいぐいと引っ張り込まれる。その中の生活に、その中の風景に。圧倒的な筆力、小説技巧。

 あっという間に読み終わるまで、ため息も出なかった。浅田次郎を初めて読んだのは今年になってからだが、これはすごい小説家だ!優れた音楽が、歌詞の内容がわからなくても「何か」が伝わってくるように、この小説からも「何か」が、小説技巧のさらに奥からぐいぐい伝わってくる。多分、それは浅田次郎の小説全体(まだ10冊ぐらいしか読んでないけど)に共通する、「精一杯生きるものたちのすばらしさと、どの人生にもある喜怒哀楽、そしてその人生への愛情」だと思う。まさにブルースだ。若いころに散々やんちゃをして甲羅を経て、思い入れいっぱいにそれを歌い上げるブルーズマンの唄。

ひとりとひとりが 出会うこの街 ヘソの緒切れたときに すでに孤独さ
笑った分だけ 涙なんて落ちる
 涙がたまれば海になる

 踊ってゆこう 何もホラ逃げないから
 そしてブラッと行こう 地平線はそこにあるから
              (ホライズン・マーチ ソウル・フラワー・ユニオン)

ただいま旅行中。

香港は町が小さいので、1日何度もホテルに戻ってきている。
今も一休みしながらダイヤルアップ中。

ちなみに宿泊中のホテル。

(うーむ、接続50Kで画像上げるのなんて久しぶりだけど、1分もかかるとは…)

空港からホテルまではバスを使った。この2階建てバスが旅情とスリル満点。
運良く2階の一番前に座れたので、前は運転席も何もなし、全部窓。
 頭上すれすれを香港名物の看板が通り過ぎていく。
(うーむ、いい写真だと思ったがやはりピンボケしていたか…)

とはいえ、駅を降りると人の服装が違う。いきなり「オタクの街」という感じ。

 1万円を超えるものの値段は変わらない(場合によっては秋葉のほうが安い)
けど、秋葉で3000円ぐらいのものが半額で売っている。

で、なぜ香港まで来ていきなり電気街に来てるかというと、到着してすぐにこの街のメルチメディアっぷりにびっくりしたから。

地下鉄どこでも携帯通じるし、キャリア・端末とも日本より豊富だし、SUICAのような「オクトパス・カード(八達通)」がどんな交通手段でも使える。
 生活にITが溶け込んでいる、いないだけで考えると、日本よりも先進国のように思える。
電車の進路盤、駅のアナウンス、その他いろいろなところが電子化されていて、「ほしい情報」がすぐに手に入る。

多分、街が小さくて人が多い分、新しいものを入れ込むのがとても早いのだろう。古いホテル、昔ながらの商店を残しながら、電子化が進む街。

「ブレードランナー」の街をテーマパークで作ったような、人工的さと歴史をともに感じる。
人工的でありながら、計算されたところがあまり感じられない街。

今空港。
携帯もメールも普通に使えます。

国内ではロクに入らないvodafoneが大活躍、電波がとてもよく入ります。

メール1通100円だけど。

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