とりあえず久しぶりの勝利。
この試合では、組織的な守備が非常に機能した。開幕当初よりは深め深めのラインながら、
クロスを上げさせてトゥーリオに跳ね返させる守備でなく、ボールの出しどころ・フィニッシュに出す
何人か前で、組織的に多重プレスをかけ、ワシントン・小野・ポンテに預けて全体を
前に運んでいくプレーがだいぶ機能してきた。
正直、柏戦前半や甲府戦など、「よりよい勝負」はもっと他の試合にあったし、
今回の試合で選手が口々に「内容がよかった」と言っているのは、
「単に勝ったから」という気もするのだが、
勝ち続けることでかつての「勢いはあるけどモロい」というチームカラーから、
新しいチームカラーを作ってきたイレブンには、この勝利は大きかったのだろう。
復帰後だいぶフィットしてきた相馬、小野・ポンテ・相馬と起用することで低下する中盤の
支配力を確保すべく走り回った阿部と啓太、大人のゲームを演出する上で非常に効く小野、
なにより相変わらず絶好調のポンテと、やっと「らしい」ゴールを決めたワシントンと、
選手の個々がだいぶ目立ってきた。
連動した攻撃は、まだエリア前ぐらいで意思が合わず、つぶされてしまう。が、
だいぶ攻撃の通じる範囲が高くなってきた。
意図せざるリスクの発生も、だいぶ少なくなってきた。
おそらく、夏休みに入るころまでには、「臨機応変」を絵に描いたような、
昔のジュビロのようなサッカーが見れるのではないだろうか。
しかし、残留争い。まさか第12節からいきなり火がつくとは思わなかった。
「案の定」といえるのは横浜FCぐらいで、
大宮もジェフもガスも大分も甲府も、このまま終わるチームではない。
優勝争いも残留争いも、2ゲーム近い差(勝ち点5とか6とか)がつくのは、
おそらく今年も30節過ぎになるのだろう。これから、長い長いシーズンの
中盤戦が始まる。
レッズはまあまあいい入り方ができたようだ。