2004年09月18日
BON JOVIをひさびさに聞いた@
久々にCD棚の奥から取り出してBON JOVIを聞いた。どっちも、もう10年ぐらい前の曲が詰まっているCDなのだけど、何か新しい発見があった。 自分は頭が雑駁にできているせいか、極端なものがとにかく好きなのだけど、特にKeep the faithは極端なCDだ。 何しろ1曲目のタイトルが I believe,2曲目がKeep the faithである。 オレは信じてる、力を合わせれば小さな息吹でも大きな叫びに変えられると、 と唄う。15歳や17歳で唄うんじゃなくて、現役バリバリのロックスターで、商業主義ののもつれでボロボロになった、30を越えたいい大人が唄い、体現していく。 Keep the faithは曲名からして「そのもの」だが、 CROSS ROADに収録されているロック・スター然とした曲の中にも、同じ視点はある。 「信じる」のは難しい。 皮肉のための皮肉はない、反抗のための反抗はない、捨てるものもないから、触れれば壊れるようなモロさもない...なかなかこうカッコよくはなれるものじゃない。だからこそスターなのだと思う。 今は遠くで頑張っている友人から、「どんな人でも、いろいろつきあってみればいいところがありますよ。やな人なんかそんなにいないものです。」と言われて、かなり衝撃を受けたことを思い出した。何かをBelieveしていないと出せない言葉だ。たぶん自分は死ぬまで口にしないと思う。
I believeは、
オズの魔法使いの物語(カンサスから魔法の国に送り込まれてしまったドロシーが、脳味噌のないかかし、心のないブリキの木こり、勇気のないライオンといっしょに、オズの魔法使いに望んでいるものを授けてもらうために旅をする話)を下敷きにして、
「魔法の国なんて存在しない。オズの国を夢見たけど、どこにもないんだ。
でも、自分には脳味噌も心も勇気もある、
楽しいことなんてなくても、真実さえあればそれでいい、
そのために死に、泣き叫び、死に物狂いで求める気はあるか?
信じてるんだ!」
武者小路実篤の「真理先生」にも似た、ユーモラスなほど徹底した人生肯定。
「世の中ってかなりどうしようもないけど、だからこそ信じつづけたい。信じていればきっと雨は上がるから、がんばろう!」
BON JOVIのこの種の曲には徹底した絶望と徹底した希望が同居していて、どっちにもウソがない。ここまで純粋だと、ある意味パンクだと思う。
大ヒット曲Livin' on Prayerの、
「やるだけのことはやってみよう、うまくいくよ、
半分までは来たじゃないか、祈りながら生きていこう」
にも絶望と希望は同居していて、Believeしているのだと思う。
政治を信じられないから投票率は下がるし、
会社を信じられないから無職率は上がるし、
人を信じられないから引きこもるのだと思う。
自分も、「信じてくれ」と言われたら、騙されてると思ってしまう。
友人からまるでお告げのように、確信に満ちたポジティブなメッセージを時々聞いた。友人はBON JOVIが好きだった。
![Keep the Faith [Enhanced]](http://images-jp.amazon.com/images/P/B00000GAGR.01.MZZZZZZZ.jpg)

N | Rg0) | gbNobN (0)