2005年02月13日
映画「Ray」 天才レイ・チャールズの伝記映画@
音楽映画は大好きだけど、レイ・チャールズにはほとんど思い入れがなかった。Deep purple(というよりグレン・ヒューズ)がGeogia on my mindをカヴァーしていたり、ソウル・フラワー・ユニオンがカヴァーした「アンチェイン・マイ・ハート」がムチャクチャにカッコよくて大好きだったりで、知ってる曲もある、という程度。 でも、この映画でレイ・チャールズが大好きになった。何より流れる曲々が素晴らしい。ゴスペルをブルーズ風に唄う、古くから伝わる曲の歌詞を囁くように時に叫ぶように歌う、それはまさしく「ロックが生まれた瞬間」だ。 ハイライトは終盤、黒人隔離をする施設での演奏を拒否するシーンのバックで流れる「アンチェイン・マイ・ハート」。思わず映画館の暗闇でガッツポーズを取ってしまった。 コンサートシーンをつないでいる間に、2時間40分が、あっという間に経ってしまった。ドラマやドキュメンタリーのシーンより、コンサートのシーンや音楽ばかりが記憶に残っているのは、レイ・チャールズの音楽の素晴らしさの現れだと思うし、そういう映画に仕上がっているのは、映画としても素晴らしいことの現れだと思う。 出演の俳優達、特に主演のジェイミー・フォックスはまるで本人が乗り移っているかのよう。本当に盲目にしか思えないし、その後見たDVDでのレイ・チャールズと違っているところはどこにもない。
才能は、他に何の関係も無く突然宿る。才能は、孤高の(独善的な)人格が育てる。音楽の天才と素晴らしい耳を持っていたレイ・チャールズは、私生活ではひたすら薬に頼る(音楽以外に趣味もなさそうな)不器用な男だったようだ。
自身を持ったレイ・チャールズは誰の言うことも聞かない。本人の頭の中だけから革新的な音楽の数々を紡ぎだす。支持は出すけどコラボレーションはない。天性のソロ・アーティストとして「誇り」だけを持ちながら、原因無くとも結果だけを音楽で出していく。
ジェイミー・フォックスはレイチャールズが生前にみずから選んだ俳優だと聞いて、鳥肌!
eメ:とく@「Twingoな日々」ジェイミー・フォックスって、トム・クルーズの「コラテラル」でタクシー転がしてた人だよね。私もレイ・チャールズが満面の笑みで「お前は俺の生き写しだよ」みたいなトークを交わしてるの、TVかなんかで見ました。すげー、そこまでやるか、って感じ。いい意味でハリウッドっぽい凄さがありますな。
今度見に行きたいと思います。
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