2005年04月10日
映画「ローレライ」@
東宝の優待券が入ったのだけど見たい映画がなく、特に予備知識もなく映画館で鑑賞。 なんというか、まことにつまらない映画でした。 第2次世界大戦末期の日本軍を舞台にしたSF風味のアクション映画..なのだろうけど、日本軍の兵士で潜水艦乗りとなっている俳優たちのリアリティがまったくない。 ちなみにホンモノの特攻隊は(それぞれ21歳と19歳)はこのような言葉を書き残していた。 -------------------------------------------------------------------- いよいよ待望の秋(とき)が来た。昭和二十年五月十四日薄暮より開始せられる菊水七号作戦中、特攻隊の最先鋒(せんぽう)を征(い)くのだ。男子の本懐これにすぐるものなし。睦重も、優しい敬愛する睦重もおれと一緒に祝福してくれ。おれは幸福だ。世界中ただ一人の最も優しい最愛の妻睦重と、どこまでも征(い)けるのだ。これからの生涯においていかなることがあろうともおれは断じて愛する睦重を守り通さんことを今固く誓っておく。 暢明を信ずべし。信じうる者は常に強ければなり。 歌心あれど歌なきをいかにせん。歌わんとするわが心中の歌を察せよ。何かおれに知らせたきことあれば作物に向かい述ぶるべし。睦重、畑におらばおれは作物の中におらん。 睦重、これで失礼する。先にいくことを悪く思うな。許せ。ではくれぐれも身体に気をつけて一日も早く土になりきるよう、またご両親、祖父母様のお世話をよろしくお願いする。 --------------------------------------------------- いいか悪いかは別として、「ローレライ」の劇中で語られる言葉とはまったく別だ。 言葉だけではなく、表情にしてもシーンにしても戦記ものの緊張感がまったくない。 日本人はもう、戦争ものを作らないほうがいいのかもしれない。戦争中の人を演じられる日本人はもういないのだと思う。
まず潜水艦乗りなのに喋り捲る。きれいな標準語で。一応カタカナはあまり出ないけど、江戸なまりも会津なまりも出ない、出身地のまったくわからない言葉。私の話す標準語から、カタカナだけ抜き去ったような言葉。
(略)
「神州不滅、信ずること厚きが故に、祈る心の切なるが故に、淡々たる心境にて征きます。我が父は神の父なり。我が母は神の母なり。降る霜の白髪となるも、清くおはしませ」
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しかも、艦長の浮上指示「メインタンク・ブロー!」はなんと英語。ドイツの潜水艦という設定だから、外国語なのはいいとしても、敵性語はないでしょ。
ストーリーも、最後のほうのシーンになるにしたがってだいたい等間隔で人が死んでいく。
あまりにハマるハリウッドの戦争ものを見るたびに、そう思う。それはいいことなんだろうけど。
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