2004年09月20日

浦和 4-1 新潟

 これまでギリギリでしか行った事のない埼玉スタジアム2002(以下埼スタ)に、キックオフの3時間前に行った。
 「浦和VS鹿島アントラーズ3000人応援バスツアー」の受付のために、初めて埼スタに早く行ったのだけど、埼スタなら1日つぶれる。

 スタジアムの周りは広い公園になっていて、ブラスバンドや出店が出ている。
広い芝生の上でボールを蹴っている人もいる。

 順番待ちのサポーターはすでに3時間以上並んでいるのだと思うが、殺伐とした雰囲気はない。
長い付き合いのサポーター同士で、弁当を食べながら盛り上がっている様子。
浦和の試合はこうして始まる。

 これなら毎週、来る人がいるのもわかるし、雨だと入場者数にかげりが出るのもわかる。
この人たちにとってフットボールは、スタジアムの中だけじゃないのだろう。



 新潟サポーターはかなりの人数が来ていた。スタジアムの外には、見た事のない数のバスが止まっていた。
オーロラビジョンの下まで相手サポーターに埋め尽くされたのは初めてかもしれない。声も良く出ていた。

 残念ながら試合はかなり大味。永井スタメンのときに比べて、達也のほうが決定力があるぶん、チーム全体として「前の何人かで決めてくれ」というサッカーになるようだ。

 大分戦に続き、チームとしての調子はそれほど良くないのだろうけど、前線の決定力でしっかり決めてしまった。
 達也はまだチームにフィットしていない印象。細かいところでパス交換の意思疎通にズレが見える。こうしたところは多分慣れで解決するしかなくて、最初パスが合わなかったアレックスは今ではきっちりフィットしている。
 パスがきっちり回る、敵陣で長い時間をかけて波状攻撃ができる、と言った部分では永井がスタメンのときのほうが、見ていて面白いサッカーになる。が、チームとしての強さはまた別なのだろう。達也のほうが点の取れる気配はする。エメルソンとの連携は試合ごとに良くなっているようで、あと1試合もすれば去年のように完璧になるだろう。
 混乱した相手DFが、オウンゴールを重ねたこともあって4-1。しかも課題だったセットプレーからきっちり決められたのは大きかった。
 完全ではないながらも勝つ、ちょっと勝ち癖がついてきた。攻撃としては後半の方が面白い攻めが見られたのも、息切れしがちだったレッズとしては頼もしいところ。

試合後、退場した山瀬の今季絶望(ヒザ十字靭帯断裂)を知る。レッズだけでなく日本の未来を担うフットボーラーとして、彼が1年近くトップフォームを取り戻せなくなるのはなんとも無念だ。
 トラップ、プレス、パス、ドリブル、シュートとすべてにレベルが高く、場面場面でのプレーに迷いと間違いがなく、しかも古典的な日本人プレーヤーと違ってプレーに連続性があり、
 「プレスをかけてボールを奪って逆サイドにサバき、ゴール前まで走りこんで逆サイドが運んだボールをダイレクトでFWに叩いて決定的な場面を演出し、なおかつそのコボレ球に詰める」
という、運動量とインテリジェンスにあふれたプレーができる逸材。浦和で唯一演出ができる、まさに「浦和のキング」。司令"塔"として佇むのではなく、トップスピードに載ったまま指示をする、戦う浦和のキング。

 なんとか、トップフォームでの復活を。世界でも最高の医師にケアしてもらえるよう、球団は頑張ってほしい。

 そして、ますます厳しくなってしまったけど、なんとか優勝を。

2004年08月30日

浦和3-2磐田

1stステージ3試合目。これで3試合丸々、
会場だったりサッカーバーだったりでリアルタイムで見ていることになるけど、
2ndステージのレッズの試合はどれも一晩眠れなくさせるほどの興奮に満ちている。

磐田はベストじゃなかったかもしれない。でも、強かった。レッズはその磐田をほとんどの時間帯で押し込んだ。磐田を押し込めるのは、強いいくつかのチームに限られる。

磐田はそれでも負けない。山本オリンピック監督の言う、「相手とこちらのペナルティエリア内での強さ」を、日本で一番持っているのは間違いなく磐田だ。チャンスが1回なら、その1回で決める。相手のチャンスが何回あっても、点はそうは取らせない。

レッズはその磐田を、堂々たる力勝負で寄り切った。薄氷の勝利ではない、ロスタイムに磐田から勝ち点を取れるのは、昨年の2ndマリノスのような、「優勝する力のあるチーム」だけだと思う。
試合結果
http://www.jsgoal.jp/result/20040100020120040829_detail.html

選手コメント
http://www.jsgoal.jp/club/2004-08/00011103.html

監督コメント
http://www.jsgoal.jp/club/2004-08/00011101.html

2004年06月28日

浦和2-1東京

2004 1stステージの最終戦。来シーズンから1ステージ制になるから、最後の1stステージになる。
最後の1週間は因縁のFC東京。
 東京とは、こちらがJ2に落ちているときに、変わりにJ1に上がったチームでもあり、埼玉県のチームということで東京には妙な対抗意識のあるレッズとしてはまず負けたくないチームでもあり、何よりレッズの昇格後リーグ戦1分5敗と徹底的に分の悪いチームでもある。

試合前、パジェロのデカ旗が公開され、ちょっとジーンと来た。三菱の不祥事はともかく、サポーターが三菱の親会社体質にムチャクチャ嫌気がさしているにもかかわらず、こういうときにメインスポンサーに感謝の気持ちを表すのは、いかにも浦和レッズらしくてよいと思う。レッズに与党は似合わない。J1の黒字、多量の観客動員があっても、「異端児」であってほしいと思う。
 試合前のムービーはこちら(reds-401)。

試合自体はムチャクチャ荒れた試合になった。東京はここ6戦無敗とはいえ、何よりメンバーが落ちており、ジャーン/金沢/ケリー/石川といない。特にジャーンと金沢がいないのが致命的で、最終ラインのストップ力がまったく落ちていた。

浦和は今年初めての布陣。
FW  アレックス  田中  永井
MF 平川  山瀬  長谷部  山田
DF   内館  トゥーリオ  坪井
GK         都築

 中盤はボックスではなく、フラットに4枚が並ぶ。前の3枚もポジションチェンジを
繰り返していた。

自分の見た限りだと、3トップの左に入ったアレックスがどうにも使えなかった。点は取ったのだが、ボールをもらうととにかく足元で1回止める。判断力に問題があるのか、アレックスがボールを持つとそこで一旦攻撃が切れる。守備でもいらないファールでピンチを招いていた。「一芸」以外の部分を磨かないと、このままくすぶっていくのではないだろうか。
 山瀬・長谷部のMF組みも、両サイドとの連携が少なく、守備への貢献はあるのだけれどもアタックが少ない。最終ラインまで来ないとボールが取れない。この試合に限っては、あまり機能していなかったように思う。ボールが自分たちのポゼッションでクルクル回れば面白いのだろうけど、今のレッズはそういうチームではないし、特に山瀬の魅力が消えるように思う。

FC東京はとにかくタテに来なくなっていた。トップ下の3枚でボールが回るのだが、高い位置でのプレスが来ない。タテに1本、シンプルに攻めるのではなく、妙にボールをまわす姿が目についた。

 何より試合のクオリティを下げたのはイエロー10枚を配った審判だ。FC、レッズ、どちらのサポーターも今日の穴沢主審を評価しないと思う。下手な審判の典型だったように思う。
 イエローの基準があいまいで、しかも出すタイミングが遅い。技量がないのをカードの量でごまかそうとするから、選手もイエローをもらって反省する気になれない。
 退場した茂庭・田中達也とも、特に反省はしていないのではないだろうか。
 とはいえ田中達也は、なぜこんなに審判に抗議するキャラクターになったのだろう?代表でもレッズでも、審判への抗議が目立つ。ここでエメルソンがどんどん大人になっているのに大して、達也は感情表現が幼くなっているように思う。
 FCも審判への抗議が目に付いた。今日の審判ではしかたないかもしれないが、レッズ・東京とも、審判への抗議はキャラクターが違う。
 芸風はなるべく確立してもらいたい。

2004年06月21日

浦和2-3ガンバ大阪

この試合のエメルソンは、いつものように神だった。
普通のサッカー選手、特にストライカーは、年に数度だけ神になる。
でもエメルソンは、たまに人間に戻るだけで、いつも神だ。
エメルソンの一番の魅力は、90分ゴールを狙いつづける精神性だと思う。
ただ、昨シーズン末ぐらいからのエメルソンは、痛めた足を庇いながらプレーする姿が目立った。今日もエメルソンは、苦しい顔と痛んだ足をさらしながら、90分走りつづけた。

前半はエメの2ゴール。アレックスの不用意なファール(エリア内で相手ユニフォームを引っ張った...しかもとっさでなく、狙って)でPKの1点を献上しながら前半を終えた。30度の暑さと湿度の高さで、レッズの足は後半15分で止まった。30分、プレスをサボり、フリーランニングをサボるチームが勝ったためしはない。エメルソンだけがゴールを狙っていたが、チームは同点に追いつかれ、ロスタイムに決勝点を献上した。

このサッカーの延長線上に優勝はない。上位もない。勝っていると気が抜けて逆転を喰らう歴史を、レッズは繰り返してきた。止められたのはオフト監督の堅実なサッカーだけだが、オフトもセレッソ戦で大逆転を喰らっている。

チームそのものの芸風なのか、特定の誰かが悪いのか、練習やシステムに問題があるのか...昨日の鹿島を見ているだけに、お気楽なサッカーが鼻についた。トゥーリオも今日は、その流れを止められなかった。

最終節、エメルソンは出場停止。今日のイエローもはっきりと濡れ衣だった。まるでピクシーの受けたイエローを思い出す。

次節、私は東京スタジアムに行く。エメルソンに「お疲れ様」を言いたい。試合に出れないエメルソンも、試合後のピッチ一周には参加してくれるだろう。
そのとき、ウイニングランであることを切に願う。

2004年06月20日

オランダ2-3チェコ(EURO 2004)

最初は、単にサッカーゲームで強いからという名前で好きになったオランダだけど、その後も「キャラクターに強烈な選手が多い」という理由で追いかけるようになった。

まず、もう代表から引退してしまったけど、「飛べないオランダ人」ベルカンプ。この人はここ(UG Files)みたいにプレーもすばらしいのだけど、何より「とにかく飛行機に乗れないという理由で2002年ワールドカップ代表からは引退」(予選突破しても日本にこれないから)、所属しているイングランドのアーセナルに移籍したのも、ユーロスターの鉄道が通ったからで、アーセナルがチャンピオンズリーグでウクライナのチームとやったときには、「ウクライナまで車で行った」というアホタレです。車のほうがよっぽど危ないだろうに。
 しかもその試合では控えでプレーせず。ワールドカップでもそもそもオランダが日本にこれず。

毎回オランダは何をやっても「オチがつく」チームで、ほぼどの大会でも実力出せば強いのに、チーム内でゴタゴタ(たいてい白人組と黒人組のケンカ)が起きてコケるパターンを繰り返しています。
そう思ってチームを見ると、ディフェンダーのスタムなんかはネオナチにしか見えなかったり。そういえば南アフリカアパルトヘイトの中心になったのは、ここからの移民のボーア人でした。
それに、まるでマシーンのようなダーヴィッツ。サッカーぶりも、ガンガン勝負し、ラインを上げ(センターバック足遅いのに...)、パスをまわしまくる(そして、大事な試合ではプレスを喰らってカウンターであっさり負ける)、見ていて楽しいサッカーをしてくれます。

もちろん、実際には「南アフリカのボーア人がアパルトヘイトをしていた」のと、今のオランダのメンタリティーは結びつかないのでしょうし、実際のオランダは自由と福祉のリベラル国なのですが、どうも代表を見ていると選手もアツいキャラクターが多いみたいで...とかくネタが多いチーム、レッズとやや共通項を感じて、いつも応援しています。

というわけで、チェコ・オランダ戦は楽しみに見ていたのですが、見事にやられてくれました。2-0リードしていた状況での、チェコの1点目。オランダがなんでもない自陣のパス交換してるところを、見事にインターセプトされてそのまま喰らった1点目。
しかも、それでリードがたった1点になったところで、なぜか守備の選手(ボスフェルト)を投入してやや逃げモードに入るオランダ。
 イタリアが同じ事やるならともかく、オランダがそれで勝てるわけがありません。案の定、後半43分に逆転のゴールを決められて敗戦。

 これでグループD,オランダは勝ちゼロで最後の試合なので、そうとう苦しくなってしまいました。

2003年11月29日

2003/11/28 浦和-鹿島戦 埼玉スタジアム

 鹿島との最終戦。あまりに感動的な試合で、ゆっくり書こうとすると
何日がかりにもなってしまいそうなので、速報。

 鹿島に2点目を決められて倒れこんだ都築、うまくいかない展開、
永井投入後オフトJリーグ最終戦で見せた、オランダスタイルの3トップ
(両ウイングは張りっぱなし、ボールを持ったら必ず勝負!)、
足を引きずってて、いつもの鹿島の汚いマークでキレそうになった
エメが、耐えて耐えて決めた同点ゴール、ゴールが決まった瞬間
倒れこんだソガハタ、秋田...

 試合後の、鹿島サポーターが誰もいなくなった埼スタでの
オフト・ヤンセン胴上げ...

 最高の試合でした。

 スタジアムで大泣きしてしまいました。

 残念ながらテレビ録画に失敗して、試合の最後5分でテープが終わった
(まさに、あの5分で!)、Reds NAVIともに録画しそびれたのが残念。

 もしもどなたかビデオ録画していたら、貸していただけると助かります。

 私はなぜか録画運がわるくて、
ナビスコ決勝録画失敗
ヴェルディ戦録画失敗
清水戦成功
名古屋戦成功
鹿島戦 最後の5分だけ失敗

 と、いいシーンに限って取りそびれています。

2003年11月17日

観戦記2003/11/15 浦和-清水 (日本平)

浦和赤っ恥!9人相手に完敗!これぞレッズ!
首位を行く浦和レッズは、静岡のアウェイに6000人ものレッズサポーターを集め、相手に2人の退場者を出す圧倒的な展開ながら試合終了間際でカウンターを食らって負け。
次の日あっさりジュビロに首位を明け渡す勝負弱さを見せ、レッズの醍醐味を披露した。


 あらやる人、メディア、その他諸々のところで書いてあると思うけど、永井がヤバい。インタビューなどでの受け答えも覇気がないし、でるたびに自信なさげにプレーしているのがよくわかる。
 エメルソンが出場停止になるこの清水戦・名古屋戦が永井にとってもレッズにとっても正念場になるわけだから緊張もするのだろうけど、それにしてもやばい。
 試合前のレッズはゴール30メートルぐらいのところから一度サイドにはたいて、リターンをシュートする練習を行っていたのだけど、その練習ですら、永井のシュートが1本も枠に飛ばない。ダイレクトで打ったものだけじゃなく、きっちりトラップしたものも枠にいかない。キーパーに取られるとかポストやバーに当たるというわけではなく、本当に枠に行かない、よく言う宇宙開発が多いのだ。

 もちろん練習だからノーマーク、ノープレッシャーの状況でだ。シュートが入るたびに拍手をしているサポーターもザワザワしはじめ、結局練習が終わるまで、永井は1本も枠にとばせなかった。

 スタメンは ここ。(J's Goal)
 清水は市川・アレックスの両翼が出てない。でも、森岡が復帰した最終ラインと、前の澤登(ただいま絶好調)・トゥット・アンジョンファンの3人は出場。
 浦和は現時点でのベストメンバー。エメ様・ニキフォロフが出場停止だが、ここ2試合で9点も取ってるし、まあ数点はとれるだろう。長谷部を先発でみれるのはむしろうれしいな、ぐらいに思ってました。この時までは。

 浦和ボールで試合開始。のっけから山田暢久が全開。対面する右サイドの平岡をテメーじゃ不足だ、アレックス呼んでこい!とばかりに子供扱い。啓太とのパス交換で、何度も清水ゴール前に進出する。2人がかりでないと止められない。
 簡単に抜けるとわかるや、マッチアップで向かい合ったときから明らかに「抜いたらどこにパスを出そう」しか考えていない。目の前に相手DFがいながら、それを完全に無視しているのがスタンドでもわかる無礼プレーっぷり、やはり暢久はただ者ではない。
 5分に早くも切れ込んでシュート、11分にはドリブル突破してのクロス、16分にはドリブル突破してのスーパーミドル、その後すぐに走り込んでパスを受けてのシュートとやりたい放題。バーに当たるなど惜しいシュートもあったが、ことごとく外すのも暢久らしい。
 ただ、昔のようなキーパーが反応すらしないわかりやすい外し方でなく、間違ったらゴールしかねないようなシュートばかりで、「次は入る」期待感はばっちり。日本平にて、私が聞くのは始めての山田コールが響き渡った。

 試合展開事態は五分五分。清水は両サイドも下がって7人で守り、3人で攻める、前後分断サッカー。(c)湯浅健二
 だが、この3人のカウンターが怖い。アンジョンファンも澤登も、裏への抜け出し・ポストの両方できる選手であり、判断が早い。どちらかがボールを持ったときに、どちらかはディフェンスのほころびを抜け目なく捜して、そこに走りこんでいく。トゥットにはそういう器用さはないけど、2人がかりでないと止められない。
 清水の前3人は守備の意識も高く、こちらのボランチがボール持ったときに積極的にプレスをかけてくる。序盤のレッズの猛攻をしのいだ20分過ぎから、その形が鮮明になり、清水のカウンターが出始めた。
 ここ数試合でますます安定度を増すレッズディフェンスの前に決定的な場面を作られないものの、 コーナーキックを与えることが多く、清水サポーターの「決めろよ決めろよゴール!ゴール!」が不気味に響く。そういえば、サッカー見始めてから、相手サポーターのほうがハッキリ多いゲームを見るのは初めてだ。

 そして永井。存在感がまったくない。ボールを持っても何か自信なさげで、目を左右にしてパスの出しどころを探す。ポストでボールを預けられても、真後ろに戻してばかり。
 たまに鋭いドリブル突破を見せるも、「シュート以外に選択肢がなくなる」までシュートを打たない。エメルソンや田中の最近の得点量産は、何よりも意外な場面からでもとにかくシュート、の姿勢から生まれている。ナビスコ決勝の、キーパーまでも抜くようなエメルソンの超人的なゴール以外、ほとんどのゴールは「他にフリーの味方もいる」状態で打ったものだ。何人もがシュートレンジにいてパスを待つ体制にあるから、キーパー含めたディフェンスの注意も分散しているときに放たれたものだ。
 今日の永井は他に選択肢がないときにしか打たない。よく、「攻撃はシュートで終われ」というが、まさに終わるためのシュート。そんなアリバイシュートが入るわけもなく、キーパーにやすやすとキャッチされるか、バーやポストを越えていく。

 相変わらず好調の田中達也がドリブルからシュートを放ち、ファールで止める相手DFから何枚かのイエローカードを?ぎ取って前半が終了した。

2003年11月16日

サッカータウン:清水遠征期

 生まれて初めての遠征、清水を場所に選んだのはよかったと思う。
浦和レッズのアウェイゲームにいこう!http://www.cablenet.ne.jp/~mk/
 主催の、旅ジェンヌさんのツアー。

 朝6時浦和集合は、東京都在住の私にはつらかったけど、何とか間に合ってバスに乗り込む。首位にたって初めての試合ということで、自分たちのツアーだけで大型バス3台と中型バス1台、150人ぐらいはいたんじゃなかろうか。

 みんなすでにレプリカユニフォームやグッズを身につけて、途中停車するサービスエリアでは注目を浴びていた。サービスエリアで見かけた人も驚いたと思う。いきなり100人以上も、レッズのレプリカを着た人間が売店やトイレに現れるのだから。

 バス中ではひたすら寝て、10時40分ぐらいに日本平に到着。清水の待ちも日本平スタジアムも、来るのは初めてだ。思ったより海に近いのに驚いた。
 スタジアムは清水を少しはずれた山のほとり。清水の駅までバスで300円だから、歩いてこれる距離ではない。幹線道路沿いだから、埼スタほどの辺境感はないけど。
 スタジアムの周りにはすでにレッズサポーターがすごい列を作っている。遠征バスは10台近くあったし、埼玉ナンバーの車も目に付いた。浦和サポーターの列の横を、清水サポーターが微笑みながら遠慮がちに通り過ぎていく。あんまりアウェーの雰囲気はない。

 どうせ一人の立ち見なので、ギリギリにスタジアムに入ることにしてまわりをぶらつく。

 幹線道路沿いにあるレストランで昼食。ここの店員が全員サッカー好き。レプリカを着て入ったからか、いきなり
「スリーバックに内舘が入るじゃない、代わりにボランチに入る長谷部ってどうなの?」
である。浦和の選手のこともよく知っている。結局1時間半ぐらいそこでサッカー話をすることになった。
 店によく平松やトゥット、市川が来るということ、最近の市川とアレックスが妙に伸び悩んでいることなどを話す。優勝にも残留争いにも遠いポジションにいるから、あまり殺気立った話にならない。「チームのやりたいことが見えない」など、妙にさめた話も出た。
 今後のTOTOの参考にするので浦和の選手の情報を仕入れたい、ということで浦和の選手のこともたくさん話した。
 さすがサッカータウン清水、もちろんエスパルスを応援しているのだけど、特に嫌いなチームというのはないみたいだ。(鹿島と磐田は、汚いファールが多いから好きになれないらしいけど..たぶん比類なき競合だったから、ということも多いのだろうな)
 山田も長谷部も藤枝東だし、小野も清水だったし、どこのチームにもだいたい清水出身の選手がいるから、あんまり嫌いにもなりにくいのだと思う。

 試合の日になると球場周りにでる出店、球場の周りの家々に掲げられているエスパルスフラッグ「サッカーみるなら静岡テレビ」の広告など、サッカータウン清水を感じた。