今回は、韓国・仁川で開催中のRoboCup、アメリカ・ポートランドの分解イベント Teardown 2026、NT金沢とバニー・ファン講演、そしてコミュニティ情報をお届けします。

その前に、メール配信についてのお知らせです。

【メール配信サービス変更のお知らせ】

これまで利用していたメール配信サービス「める配くん」について、運営会社より不正アクセスおよび情報管理上の問題に関する連絡がありました。 そのため、今回から配信サービスを Brevo に変更しています。

確認と移行作業のため、今月号の配信が遅くなりましたことをお詫びします。 念のため、不審なメールや身に覚えのない連絡にはご注意ください。配信停止をご希望の方は、メール末尾のリンクからお手続きください。

■ RoboCup 仁川に参加中

韓国・仁川で開催されている RoboCup に参加しています。

RoboCup は、自律ロボットによる世界最大規模の競技大会です。サッカーだけでなく、レスキュー、家庭用ロボット、物流など、さまざまなリーグがあります。

近年中国で盛り上がっているヒューマノイドロボット運動会も、多くの競技で RoboCup のフォーマットを踏襲しています。 今年はヒューマノイドロボットの参加も増え、会場全体としてかなり大規模になっています。

現地の様子はこちらにまとめています。 https://posfie.com/@tks/p/3eC4B2f

■ Teardown 2026でオープニングトークをします

7月24日〜26日にアメリカ・ポートランドで開催される Teardown 2026 に参加します。

Teardown は、Crowd Supply が主催する、分解・解析・リバースエンジニアリングをテーマにした国際イベントです。ハードウェアを作る人、分解する人、調べる人が集まる、かなり濃いイベントです。

今回は初日のオープニングトークとして登壇します。 中国の分解メディア、充電技術、チップ解析コミュニティ、そして深圳のサプライチェーンについて話す予定です。

日時:2026年7月24日〜26日 会場:Jupiter Hotel, Portland, Oregon, USA 公式サイト: https://teardown.show

■ NT金沢と、バニー・ファン講演の録画

NT金沢での登壇後、金沢大学でも「ハードウェアハッカー」バニー・ファンが自身の経験をシェアしてくれました。

秋田先生が講演録画を共有してくれています。 オープンハードウェア、サプライチェーン、ものづくりに関心がある方には、かなり面白い内容です。

録画はこちらです。 https://drive.google.com/drive/folders/19or6K0pBKOwu-GnHais7iSCovzIlQyJ4

■ コミュニティ情報

今年は Discord をメイン拠点にしていきます。Facebook グループも引き続き使います。

CES報告、Stackchan、分解ネタ、深圳情報など、少しずつ話題が増えています。 読むだけの参加でも大丈夫です。

▼ Discord参加 ※招待リンクは6日間で無効になります。その後にこのメールを読んだ方は、高須までご連絡ください。 https://discord.gg/9swNBhyT

▼ Facebookグループ https://www.facebook.com/groups/ntshenzhen

■ 『深センの歩き方2026』発売中

2019年版から7年。 深圳は、もはや「同じ街のアップデート版」とは言えないほど変わりました。

地下鉄駅数は170駅から441駅へ。 人口も1250万人規模から2000万人超へ。 交通、決済、スマホアプリ、展示会、ものづくりの現場も大きく変化しています。

そのため今回は、2019年版の差分更新ではなく、新しい初版として『深センの歩き方2026』を出しました。

▼ Kindle版(Unlimited対応) https://amzn.to/4aXpVSm

▼ PDF版(企業・ゼミ共有可) https://takasumasakazu.booth.pm/items/7985389

「こういう情報が欲しい」「ここが変わっていた」などあれば、レビューやSNSで教えてください。次版に反映します。

この後は、恒例の「各メンバーからのシェア」です。

この後は、恒例の「各メンバーからのシェア」を掲載します。各メンバーからのシェア:■ThousanDIY/山崎雅夫(@tomorrow56)

  1. 工学社 月刊I/O 連載「100円ショップガジェット分解」 ・2026年7月号: ダイソーの「4K対応Type-C-HDMI変換ケーブル」

Type-C DP ALT Mode→HDMIの変換ケーブルです。集睿致远科技(ASL)製のSoC搭載。

書籍情報ページ:https://www.kohgakusha.co.jp/books/detail/4912

月刊I/Oは電子書籍でも買えます。

https://digibook.kohgakusha.co.jp/

  1. note「100円ショップのガジェットを分解してみる」2026年6月の追加記事

・ダイソー(MAG-LAB)の「スケルトンデザインモバイルバッテリー」

透明なデザインでLEDライト機能付きのモバイルバッテリーです。

充放電制御ICは深圳英集芯科(Injoinic)のIP5407、LEDライト制御に専用の別ICを搭載しています。

https://note.com/tomorrow56/n/nc40ef3fe23aa

noteの100均ガジェット分解の過去記事はマガジンにまとめています。

https://note.com/tomorrow56/m/ma0073059b5ac

  1. トランジスタ技術で記事を書きました。

・連載「わが家のミニ・ラボ」

毎月1ページで小型の測定機や機材の紹介をしています。 2026年7月号はDROKの「昇降圧コンバータ」

出力0.5V〜36Vのパネルマウントタイプの電源ユニットです。

・特設記事「禁断の高級FPGA基板!3000円ジャンクZynq試用レポート」

中古で3000円で購入出来るマイニング用FPGAボード「EBAZ4205」を使うための各種情報と活用事例をまとめました。今後続編も掲載予定です。

書籍情報ページ:https://toragi.cqpub.co.jp/magazine/202607/

  1. 新しい分解本「100 均ガジェットでわかる電気で動くモノのしくみ」が発売中です。 身近なガジェットを題材に「電気を力や光、音に変える仕組み」をできるだけわかりやすく解説しています。

・Fabsceneの紹介記事 https://fabscene.com/new/news/100kin-gadget-disassembly-book-kohgakusha/

・工学社の書籍ページ(電子版もあります) https://www.kohgakusha.co.jp/books/detail/978-4-7775-2323-8

  1. noteのマガジン配信中「中国半導体ビジネス・開発技術最新情報レポート」 AIエージェントのManusを使って1週間の中国半導体の動向をまとめて配信しています。 毎週日曜日更新

https://note.com/tomorrow56/m/m6d053a7f9678

■荒木大地 日本人のための深セン情報サイト( shenzhen-fan.com ) 深セン ファン

  1. 【2025年 深セン市統計情報】居住人口は1,824万人、前年比25万人増加

2025年の深セン市居住人口は1,824万8,500人となり、過去最高記録を更新しました。前年比では約25万人の増加となり、人口増加数は全国1位です。人口増加ペースがさらに加速している深センですが、増え過ぎるが故の課題も逆に指摘され始めています。

https://www.shenzhen-fan.com/news-2026-06-official-count-of-the-population-in-sz-2025/

2.60歳を超えた外国人でも中国で就労できるのか― A類外国人就労許可への切替えと実務上の対応策【大成法律事務所 中国法コラム 2026年6月号】

中国で勤務する日本人駐在員や現地法人の総経理について、「60歳を超えた場合でも引き続き中国で就労できるのか」という相談を受けることがよくあります。一般的に、中国の外国人就労許可制度においては、60歳が一つの基準とされており、60歳を超えると外国人就労許可(B類)の取得や更新が難しくなる傾向があります。もっとも、60歳を超えたからといって直ちに中国での就労が不可能になるわけではありません。実務上は、A類外国人への切替えや超齢人員としての更新など、いくつかの対応ルートが存在します。今回は、60歳を超えた外国人が中国で引き続き勤務するための主な方法について解説します。#PR

https://www.shenzhen-fan.com/2026-06-dentons-regal-column/

3.深セン市の車も香港へ入境可能に、「粤車南下」政策適用拡大

広東車両が香港市街地に進入可能となった「粤車南下」政策に新たな進展が見られました。

これまで香港に入域する車両は、広州・珠海・中山・江門の4都市のみが対象でしたが、6月9日より段階的に広東省の5都市が追加されました。1日の上限台数は200台に拡大され、2027年第1四半期までに広東省全21都市へ拡大される予定です。今後は抽選に当選した深センの「粤B」ナンバー車も、「FT」で始まる特別な香港の「ダブルナンバー」プレートをつけて香港市街地を走行できるようになります。将来的には新皇崗口岸や深セン湾口岸などからの車の乗り入れも検討されている模様です。

https://www.shenzhen-fan.com/news-2026-06-12-southbound-travel-for-guangdong-vehicles/

4.深セン国際美術館オープン、東洋と西洋の文化交流の架け橋に

先月、深セン市光明区に新たなランドマークとなる巨大な美術館が開館しました。

深セン国際美術館と呼ばれるこの建物は、去年オープンしたザハ・ハディド設計の科学技術館(新館)に隣接しています。当館は2つの「箱舟」から構成されており、西洋と東洋をつなぐ文化ハブとしての役割も兼ね備えています。

https://www.shenzhen-fan.com/2026-06-16-shenzhen-international-museum-of-art/

5.電子書籍『駐在家族の地球の暮らし方』 Amazonで無料公開

海外駐在員のご家族200名以上のリアルな声から生まれた電子書籍『駐在家族の地球の暮らし方 ~異国の地を心地よく 244人のリアルな声から厳選!渡航前・渡航中・本帰国後を乗り越えるストーリー&ヒント集~』が、Amazonにて無料公開されました。中国で駐在生活をしながら当書籍を出版された、Expat Circleの主宰者ARINAさんからのお知らせです。

https://www.shenzhen-fan.com/2026-06-expat-circle-books/

6.投資家からハードウェア創客へ EVキャンプの先駆者「Outisan」が描く、アウトドアの電化と異業種イノベーション【連載】実装 深セン!vol.6

ReGACY Innovation Group(レガシーイノベーショングループ)による連載コラム第六弾は、スマート電動アウトドアキャリーワゴンや車載用スマート家電を展開し、「電キャン(電車露营:EVキャンプ)」という新たなライフスタイルを牽引するハードウェア企業「檐外(Outisan)」の創業者、杜(Ted Du)氏にお話を伺いました。

カナダでの留学やベンチャーキャピタルでの投資家経験を経て、なぜ彼は30歳で自ら「ものづくり」の道へ飛び込んだのか。深センのサプライチェーンを駆使し、どのようにして「車載グレード」の厳しい基準をクリアしているのか。イノベーターの思考回路と技術実装の裏側に迫ります。

https://www.shenzhen-fan.com/2026-06-regacy-column/

7.深センに世界初の完全ロボットサービスホテル建設 2027年オープン

日本でもファミレスをはじめ各地で活躍している配膳ロボットの開発元である深センのロボットメーカー「PUDU」は深セン文化観光局と提携して、世界初の完全ロボットサービスホテルを建設すると発表しました。当ホテルは2027年初頭にオープンする予定です。

https://www.shenzhen-fan.com/news-2026-06-22-1st-fully-robot-serviced-hotel/

8.世界一位を獲得した深セン製中国スパコン「霊晟」、開発元の戦略とは

6月23日に発表された、スーパーコンピューターの計算速度世界ランキングで首位となった中国の「霊晟(れいせい)(LineShine)」。開発元の深セン国家スーパーコンピューティングセンターは、エヌビディアに代表されるGPUを一切使わず国産CPUを用いて史上初の計算速度200京回超えを達成しました。

https://www.shenzhen-fan.com/news-2026-06-29-supercomputer-lineshine/

9.【深セン地下鉄13号線二期】(北延段)6月28日開通、光明区から南山区・香港へのアクセス向上

深センの北端に位置する光明区と(香港に通じる)深セン湾口岸駅を結ぶ、深セン地下鉄13号線二期(北延段)が6月28日に開通しました。

深セン地下鉄とMTR港鉄による合弁運営となる当路線の開通により、光明区民の通勤利便性や、科学技術館(新館)、国際美術館といった施設へのアクセスが向上します。各駅はテーマごとのインスタレーションが設置されており、人々の目を楽しませています。

https://www.shenzhen-fan.com/news-2026-06-28-sz-metro-line-13-phase-2/

10.深セン地下鉄全線で国際クレカ対応可能に、6月30日から

深セン地下鉄は6月30日、市内の地下鉄全線で国際クレジットカードに対応したと発表しました。中国のUnionPay、Visa、MasterCard、American Express、JCBなどが発行するタッチ決済対応の国際銀行カードを、「Tap to Ride」改札ゲートにタップすることで通過することができます。

https://www.shenzhen-fan.com/news-2026-06-30-shenzhen-metro-takes-foreign-bank-cards/

11.【NewsPicks寄稿記事】アジア最大級テックイベント「BEYOND Expo」から見えてくる、中国スタートアップのAI活用とマカオの立ち位置

CEATECをしのぐアジア最大級のテックイベント「BEYOND Expo」が先日マカオで開催されました。当イベントは展示会と各種フォーラムが5月27日から4日間にわたり繰り広げられ、その後は大湾区のテック企業訪問ツアーが行われたのですが、この立ち位置が非常に面白いです。

https://newspicks.com/news/16819616/body/?ref=TOPIC_POST_MANAGEMENT_VIEW

12.【NewsPicks寄稿記事】エヌビディアとファーウェイの狭間に立たされる深センAIスタートアップ

世界では実に80%以上というAI半導体チップの圧倒的シェアを誇るエヌビディアですが、中国市場においては米国の輸出規制と中国の輸入規制により今年は8%にまでシェアが急落すると予測されています。代わりに台頭してきたのがファーウェイです。

エヌビディアは、深センをはじめとする中国のAIスタートアップがファーウェイになびかないようあの手この手の策を講じています。先日マカオで開催されたBEYOND Expoで感じられたエヌビディアの本気度をレポートします。

https://newspicks.com/news/16838811/body/?ref=TOPIC_POST_MANAGEMENT_VIEW

高須正和

200円のUSBケーブルを35円で買うときに見えてくる、深圳のサプライチェーン 【Nico-Tech Shenzhenフィールドノート #12】

https://note.com/takasu/n/naf4b628e3aef?magazine_key=m55763d81ba8e

10ドルの偽AirPodsを分解したら、中国TWSエコシステムが見えた【Nico-Tech Shenzhenフィールドノート #11

https://note.com/takasu/n/n1b8935b01237?magazine_key=m55763d81ba8e

インド製100円電卓をチップDecapしたら、中国製4ビットCPUが見えてきた【フィールドノート #11】

https://note.com/takasu/n/n29dfc14da1fd?magazine_key=m55763d81ba8e

フィジカルAIを実機でどう評価するか DEXMALのRoboChallengeが目指すもの

https://spap.jst.go.jp/china/experiences/science/st_26047.html

まずAI、次いでロボット データ共有プラットフォームからロボットを開発する中国DEXMAL

https://media.dglab.com/2026/06/29-dexmal-01/


Originally published at medium.com