2016年3月、ニコニコ技術部深圳観察会の本が出ました。


2016年3月、ニコニコ技術部深圳観察会{.markup–anchor .markup–p-anchor}の本が出ました。

5月3日に秋葉原で、共著者が集まって、出版記念イベントやりました!
出演:高須正和 伊予柑 井内育生 田中章愛 MIRO 青木俊介 大塚雅和 山形浩生 江渡浩一郎 八谷和彦 tomad きゅんくん DJきなこ餅アイス
イベントTwitterまとめ 2014年頃からニコニコ技術部で行っている深圳観察会や、シンガポールのMakerたちを見ていて思ったことなどを通じて、日本を含めた世界のメイカーたちのつながり、エコシステムについてレポートしています。
電子版、紙版両方あります。電子版のほうが安いし写真もカラー。

メイカーズのエコシステム 新しいモノづくりがとまらない。 (OnDeck Books(NextPublishing))
*Amazonで高須 正和の{ProductTitle}。アマゾンならポイント還元本が多数。一度購入いただいた電子書籍は、KindleおよびFire端末、スマートフォンやタブレットなど、様々な端末でもお楽しみいただけます。*www.amazon.co.jp
{.markup–anchor .markup–mixtapeEmbed-anchor} 2016年01月24日 本の中の参考リンク集{.markup–anchor .markup–p-anchor}を公開しました。
2016年01月26日 関連コラム「ハードウェアを一般販売するのは超大変だ!!!!! それでも面白い!」 に30万円投資してみた結果{.markup–anchor .markup–p-anchor}を公開しました。
2016年02月01日 本の中の参考文献リスト{.markup–anchor .markup–p-anchor}を公開しました。
2016年02月04日 関連コラム「ハードウェアの製造はハードだ」と書いていたら紙の本もハードだった件と出荷遅れのおそれ・おわび{.markup–anchor .markup–p-anchor}を公開しました。

**■内容説明
**iPhoneが製造されている中国の工業地帯、深圳。そして最も偽物のiPhoneが「発明」されているのも、深圳。「製造業のハリウッド」と呼ばれるかの地では、秋葉原の30倍の電気街をもち、100倍のベンチャー企業が最先端の電子ガジェットを作り、世界中にクラウドファウンディングで販売している。そんな「IoT(モノのインターネット)」の中心を、高須正和・井内育生・きゅんくん・江渡浩一郎らが渾身のレポート。日本と深圳で自らベンチャーを行う小笠原治・藤岡淳一も寄稿。 解説:山形浩生

寄稿:(アイウエオ順)
Andrew “Bunnie” Huang
 サプライチェーンは人間がいっぱい{.markup–anchor .markup–p-anchor}
井内育生 (リコーつくる~む新横/Euclides Lab.{.markup–anchor .markup–p-anchor}/Fablab関内{.markup–anchor .markup–p-anchor})
 日本の大企業に作った、深圳みたいなスペース
江渡浩一郎(ニコニコ学会β{.markup–anchor .markup–p-anchor}) 
 深圳ツアー体験記
小笠原治(DMM.make AKIBAエヴァンジェリスト/AbbaLab さくらインターネット フェロー)
 秋葉原からのハードウェアスタートアップ
きゅんくん (ロボティクスファッションクリエイター)
 ロボティクスファッションクリエイター、アキバ発・深圳行き
藤岡淳一 (ジェネシスホールディングス{.markup–anchor .markup–p-anchor}代表取締役)
 深圳の可能性とハードウェアを量産する現実
解説:山形浩生{.markup–anchor .markup–p-anchor}(評論家・翻訳家)
技術的監修:秋田純一{.markup–anchor .markup–p-anchor} (金沢大学/NT金沢)

過去のブログを読んでわかるとおり、同じ深圳を見て回るでも、大メーカーで働くA.Sunouchi氏の日記{.markup–anchor .markup–p-anchor}と、IRKit開発のメイカー大塚正和氏の日記{.markup–anchor .markup–p-anchor}と、SF作家の野尻抱介(尻P)の日記{.markup–anchor .markup–p-anchor}、ドワンゴの伊予柑の日記{.markup–anchor .markup–p-anchor}などはそれぞれ違った視点に満ちていて、いろいろなことを考えさせます。そうして考えさせられたことから、この本はできています。

版元のインプレスR&Dからのプレスリリース{.markup–anchor .markup–p-anchor}やamazonでの表記含め、たいていのところで「著者:高須正和」と、僕が一人で書いたような見え方になっていますが、これは僕の意思ではありません。
「高須+ニコ技深圳観察会としたい、できれば共著者全員だしてくれ」という依頼をしていて「管理上の問題」という説明を受けて説明文などで補足してもらう、など、その都度に場当たり的に対応をしてもらっています。
書籍のメッセージでもありますが、多くの人に深圳やシンガポールなど、世界のメイカーのエコシステムが「自分とかかわりのあること」になるとうれしいし、僕のためにも本のためにもそのほうがいいんですが、、

電子書籍とオンデマンド印刷で出版されるシリーズと聞いていて、「初版」という概念が薄いのであまり本屋に並ばないと聞いています。皆様クチコミをお願いします。

目次

まえがき
第一章 メイカームーブメントってなんなのか
 ムーブメントの全体像、メイカーの経済、技術、社会規範
 -なぜメイカームーブメントが注目されているんだろう?
 -ソフトウェアにおけるオープンソース、スタートアップ企業という存在
 -情報革命の波がハードウェアに到達した
 -メイカームーブメントが政府や教育に与えている影響
 -Makeの原点は「科学する心」
 -売り手や買い手の関係が曖昧になる同人的な世界
 メイカービジネスのレイヤー
 -メイカービジネスを実現した要素
 -ドリーマーはどうやってメイカーになるのか?
 -メイカーはどうやってベテランメイカーになるのか?
 -ベテランメイカーはどうやってハードウェア・スタートアップになるのか?
 -ハードウェア・スタートアップからメーカー企業へ

第二章 メイカーズで世界はどう変わるのか インディーデザイン(同人
ハードウェア)の誕生

世界のメイカーを支援する企業Seeed 
 -下請けからアイデアのハブに
 -同人ハードウェアと呼べる市場を作ったSeeed のビジネス
 -Seeed 代表、エリック・パンのバックグラウンド 起業家としてまた同人ファンとして
 -Seeed のアジャイル・マニュファクチュア・センター(敏捷製造中心)
 Seeed を生んだ街 深圳の発展史
 -あらゆる部品が並ぶ華強北
 -深圳を仮想化したサービスとして提供するSeeed 
 インディー・デザイン(同人デザイン)ハードウェアの誕生
 -メイカー= Prototype, Produce, Promotion

第三章 同人ハードウェアからメーカー企業へのハードな道
 同人ハードウェアからメーカー企業へ加速させるHAX
 -ホビイストでありスタートアップでもあるメイカーを支援
 -HAXのプログラム
 -メイカーからメーカーへ「HAXブースト」
 Hardware is hard(ハードウェアは物理的で大変) 
 -MITの「深圳の男」、バニーの見る深圳のサプライチェーン
 -GIFカメラ「OTTO」のチャレンジ
 -深圳で日本向けのハードウェアの小ロット生産をする
 深圳の可能性とハードウェアを量産する現実 寄稿:藤岡淳一 
 -深圳に自社工場を持つ「ジェネシス」
 -ファブレスから非ファブレスへの転換
 -深圳でハードウェア開発を行うためのアドバイス
 -ジェネシスと仕事をしたい日本のメイカーへのメッセージ

第四章 政府とメイカームーブメント
 深圳政府とメイカームーブメント
 -首相がメイカースペースにコミット
 -準備だけで数週間かかる、街を挙げた一大イベント、メイカーフェア
 -人人都是創客(We are makers)
 世界でいちばん小さい国のメイカームーブメント シンガポール
 -技術者を育てる、教育国家シンガポール
 -シンガポールのスタートアップ、ドローンがビールを運ぶレストラン
 -シンガポールのIT投資の蓄積、社会規範のアップデート
 -数学の達人の首相、ギークの大臣を持つシンガポール
 -世界で最初のスマート国家を目指す

第五章 日本からコミットする 日本のメイカーの生態系
 日本の大企業に作った、深圳みたいなスペース 寄稿:井内育生
 -イメージを形にする楽しさを実感する
 -ファブラボメンバーになった
 -ハードウェアベンチャーはどうなっていたか?
 -業務として進めるために
 -刺激的だった深圳ツアーとその後の急展開
 -深圳での経験から「つくる〜む新横」がスタート
 -どんな場所にするか?
 -何かが始まる兆し
 -「つくる〜む」は「出島のような場所」を目指す
 深圳ツアー体験記 寄稿:江渡浩一郎
 ロボティクスファッションクリエイター、アキバ発・深圳行き 寄稿:きゅんくん
 -はじめての深圳は
 -Makeに出会うまで
 -メイカーフェアで火が付いた
 -アキバ発イベント、世界のメイカーフェアに飛び出す
 AKIBAからのハードウェア・スタートアップ 寄稿:小笠原治
 あとがき
 参考文献一覧

解説 深圳をめぐる個人史・都市発展とイノベーション 山形浩生

■著者プロフィール

高須 正和(たかす まさかず)
チームラボMake部発起人。ニコニコ学会β、メイカーフェア深圳・シンガポールなどで実行委員。日本のメイカーが海外のメイカーフェアに共同出展する「ニコ技輸出プロジェクト」、海外のメイカーの国内向け紹介、ギーク向けダンスパーティーAkiparty(Maltine Records主宰tomadと共同)など、海外と日本のメイカームーブメントをつなげることに関心がある

ニコニコ技術部深圳観察会
ニコニコ動画上でテクノロジーを楽しむ「ニコニコ技術部」から生まれたプロジェクト。現地集合・現地解散、参加者は各自の感想をネット上でシェアすることをルールに、これまで3回行われている。

寄稿(アイウエオ順)

井内 育生(いのうち いくお) (株)リコー 新規事業開発本部 新規事業PF開発センター 開発準備室所属 つくる〜む新横担当
2015年2月からアイデア発想&ファブスペース「つくる〜む新横」を運営。社内での活用を促進する傍ら、社外との協創にも取り組み、新規事業の芽を見つけ育てる活動を続けている。

小笠原 治(おがさはら おさむ) 株式会社nomad 代表取締役 株式会社ABBALab 代表取締役 さくらインターネット フェロー
DMM.make エヴェンジェリスト さくらインターネット フェローなど、様々な分野でエコシステムの生まれる場作りを行う。

江渡 浩一郎(えと こういちろう) 産業技術総合研究所主任研究員、メディアアーティスト、ニコニコ学会β実行委員長
在学中よりメディアアーティストとしてアート作品を発表する。 2010年、東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程修了。2011年、ユーザー参加型研究の世界をつくるためにニコニコ学会β実行委員会を発足する。

きゅんくん
1994年東京都出身。ロボティクスファッションクリエイター。メカエンジニア。機械工学を学びながらファッションとして着用するロボットを制作している。機械設計、金属加工、電子工作、洋裁を自身で行う。2015年オーストリア「Ars Electronica Gala」招待出演。

藤岡 淳一(ふじおか じゅんいち) ジェネシスホールディングス代表取締役社長
2011年に香港で創業、後に日本法人 を創業。現在は同中国法人の深圳工場でICT企業・ベンチャー企業向けのIoTデバイスの製造受託に日々腕を振るう。

山形 浩生(やまがた ひろお) 評論家、翻訳家。野村総合研究所研究員。
オープンソース、コピーレフトの活動に参加しており、ローレンス・レッシグの翻訳、オープンソースやLinuxに関する著書、訳書も多数手がけている。また、自身の翻訳や著作の多くも、フリーで公開している。著書に『新教養主義宣言』『要するに』(ともに河出文庫)、『訳者解説』

By TAKASU Masakazu/高須正和{.p-author .h-card} on May 7, 2017.

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